PR業界の可能性について寒空の下で思ったことのまとめ

離れてみて、PR業界の可能性というものを
改めて感じてます。

まだまだ伸びる余地は十分にある。

※ちなみに、今回の「PR会社」の役割はIRとかロビーとかの役割については一旦外してます。いわゆる日本で求められがちなパブリシティの部分を中心に。

※あと、僕のこれまでの経歴上、どうしても「広報」よりは「マーケティング」寄りな内容になってます。


でも、今のままだと無理。
理由は2つあって、

PDCを回すスパンがどうしても長くなってしまうこと

②結果に対するコミットメント

かな、と。


①については、仕方ない部分もあるし、必ずしも再現性のあるものに
できないからむずかしい部分はあるなーって。
とはいえ、もうちょっと仕組み化していけることはあると思います。


でも、②についてはもうちょっとできると思ってて。

とりあえず、KPIでもなんでもない広告換算っていう枠組みからは
脱却しなきゃいけない。
広告換算が積み重なったら、その上にどんな数字が達成できるのか?
そう考えたら広告換算は参考数値にはなり得てもKPIにはなり得ないですよね。


これは、PR業界側も依頼する側も意識を改めないと何も変わらない。


やっぱり、「露出でどうなるかはわからない」っていうのは事実だと
しても、そこに対して責任持って、だからこそどういう露出につなげていくか、どういう情報環境をつくっていくか、っていうのを突き詰めていかないと。

結果的に失敗したならその結果を分析して次に活かしていくっていう
ことはしないと。


これはPR会社側だけの責任ではなくて、依頼する側としても効果を最大限にするような連動した体制を作れてないっていう要因もあることを自覚しなきゃいけない。


だからこそ、PR会社側は、単純にパブリシティをとるだけじゃなく、
その結果を最大限に活かすような仕組みも合わせて提案しなきゃいけないし、そうするとパブリシティだけやってればいいや、ってわけにはいかなくなるし、統合的な視点にもなるはず。
必然的に提案内容も、連動したwebとか広告とかの提案も入っていいはず。



離れてみて思うけど、第三者が他の人に伝えたくなる情報を設計して
伝えていける、って特殊能力だと思うんですよ。

この力はもっと活かせるし価値が高いものだと思ってて。


何かの事業において次に実施するサービスを考える際にも、
情報の受け手がどう感じるか、っていう視点を持てるのは強みだと思うんです。

だからこそ、PR会社の提案内容は、もっと広い領域になるべきだし、
その視点を活かしてもっとチャレンジするべき。その結果として事業も大きくなっていくんだと思います。


いろいろ改善余地はあるけど、まだまだ可能性を秘めた業界だと思う次第です。